制限プレイ案

ディスガイアは制限プレイが面白いゲームですが、実際にどんな制限をすれば良いのか、どんな制限が面白いのか、制限を設ける際の注意点など、制限プレイをより楽しむためのTipsを紹介します。

※とはいえ、どんな制限プレイにするかという事を考えるのもまた非常に楽しい作業ですので、ある程度なれてきたら自分なりの制限プレイを模索してみてください。


制限プレイの主な目的

何のために制限プレイをするのか?これは「より難易度の高いプレイに挑戦して達成感を得るため」と「普段の自分のプレイスタイルを制限する事で、新しい発見を得る事」の2つに大別できると思います。また普段自分がやらない事を考える事で、ディスガイアのシステムをより理解でき、新しい魅力に気が付く事ができるでしょう。制限プレイとは、ゲームをより楽しむための手段の一つに過ぎないのです。


一人旅

育成を1人に制限し、プリニーバール撃破までをプレイするスタイルです。

このプレイの利点は育成するキャラと装備が1人分であるため、キャラの育成が楽であるという点が挙げられます。また常に多数の敵を相手にする事になるため、位置取りが非常に重要な要素になってきます。1マス立ち位置を変えただけで難易度が劇的に変化するマップもあります。こういった要素は通常のプレイでは軽視されがちなので、緊張感を楽しみたい人にはオススメです。

逆にこのプレイの欠点は難易度がさほど高くないという事です。難易度の高いプレイをしたい人は他の制限を併用した方が良いでしょう。少なくとも稼ぎマップ(練武3など)は利用禁止にしないと簡単になりすぎるので注意です。その分、制限初心者にはオススメです。自分が使った事の無いキャラで一人旅をするともっと良いですね。

ただし完全一人旅(育成キャラ以外一切の出撃禁止)はあまりオススメできません。理由はクリアに超時空エンジンが必須のステージが出てくるからです。これは難易度的に高くなっていいんじゃないか?という意見もありますが、実際には時間がかかるだけで難易度はさほど高くならず、逆に以降のステージの難易度が劇的に下がってしまうため、結果として「シナリオを進めずに超時空エンジンを取得する」というプレイに変わってしまうのです。

例えば遠距離攻撃禁止にしていると2-1見放された大地がクリア不能です。魔物型一人旅なら5-3魔氷がクリア不能になります。またどんなキャラであれ別魔界1と練武5はクリア不能です。これらのマップは超時空エンジンがあればクリア可能ですが、超時空エンジンを取れる能力があるとプリニーバールすら余裕なので、恐らくそれ以上プレイする意味は失われるでしょう。

完全一人ではなく、真一人旅(上記クリア不能のマップでのみ、クリアに最低限必要なキャラだけを出撃許可する)にした方が面白いので、そちらをお勧めします。


攻撃、特殊、魔法、反撃禁止プレイ

これは一切の攻撃手段を禁止するという制限プレイです。かなり頭を使わないと(というか計算高くないと)クリアできません。レベルアップ禁止ではありませんが、制限の問題でマップボーナスしか獲得できないので、あまり意味は無いかもしれません。

一応、プリニーバール撃破も可能ですが、目標達成にはかなりの時間がかかるでしょう。反撃禁止の制限上、Counterが0のキャラを使わないと危険です。

このプレイの面白さは、通常では考えた事のない戦闘スタイル、育成プランを考えなければならない点にあります。最大の欠点は回復、治療もアイテムに頼る事になるので、終盤かなりきつい事です。難易度を下げたいなら、ヒール系、エスポワールだけを許可した方が良いかもしれません。

このプレイはDS版では難易度が激増します。プレイするならPS2版、PSP版を推奨です。なおチュートリアルの「戦闘の基本1」はクリア不能なので普通にクリアするしかありません。


装備品Lv10制限プレイ

装備可能な装備品をLv10の装備に制限します。まずチュートリアルをどうやってクリアするかがポイントですが、アイテム界クリア可能になるまで一切の装備不可能というこの制限は、序盤の難易度を激増させます。また終盤の敵に対しても能力不足となるため、住人集めも非常に重要になってきます。

このプレイは時期を限定せずに難易度を上げる事ができるのが利点です。特に序盤は苦労するでしょう。もし終盤の難易度をもっと上げたいならば、住人の移住合体を禁止すると良いです。一人特化ではEXボスを倒す事はできなくなるので、中々良い感じの緊張感が味わえます。

ちなみに完全装備禁止プレイなら更に難易度が上がりますが、こっちはただ単にマゾいだけなので、一般人にはお勧めできません。

同じ装備禁止系なら武器装備禁止という制限も面白いです。武器を禁止する事で武器技が一切使用不可能になりますし、慢性の火力不足はプレイヤーの頭をかなり悩ませる事でしょう。恐らくベルトの存在がとても重要になってくる貴重なプレイです。


アイテム界禁止

アイテム界の利用を禁止します。完全装備禁止よりはマシですが、結構難易度の高いプレイになります。ストーリー終盤でも買い物に頼る事になるので、普段使ってなかった武器を使う機会は増えるでしょう。なお制限の問題でランク40武器と超時空エンジンは取得不可となります。

第3話のみ10階クリアを開放しても良いですが、完全にアイテム界禁止にするのもまた一興です。実はこのプレイで一番楽なのはプリバ戦だったりします。勿論、難易度を求める人は、その楽になる理由にもキッチリと制限をかけましょう。


弱キャラプレイ

これはわざと弱いキャラを使ってプレイするという非常に自虐的でマゾいプレイです。難易度は結構高い方で、中にはクリア可能かどうかさえ怪しいものもあります。

まず最初は、格闘家(銃装備、Hit-5)の転生禁止一人旅。防御は低いわ攻撃も弱いわでかなり厳しい戦いを強いられます。しかし弱キャラプレイの中では難易度は低い方です。

次は、格闘家(Def-3、Res-2)転生禁止、弟子作成禁止一人旅。これはヤヴァイです。正直、クリアできるかどうかは保証できません。更に高難易度な防具禁止も併用すると、かなり危険な旅になるでしょう。「だがそれがいい!」って人は是非プレイしてみてください。

最後は通信対戦版以降限定になりますが、アサギ転生禁止一人旅です。誰もが考えはするけども、恐らく途中で挫折すると思われるこのプレイ、何と言ってもアサギの装備適正が全部20%というのがきついです。考え方としては装備禁止やアイテム界禁止と似た感じになるかと思います。そっちが大丈夫な人ならイケるかも。


制限をかける際の注意点

買い物禁止、病院利用禁止、暗黒議会禁止、住人撃破禁止など、色々な制限を思いつくと思いますが、実際には組み合わせによっては有効に働かなかったり、逆にクリア不能になったりします。

こういう制限を決める基準としては、新しいプレイスタイルが必要な制限である事、プレイ時間が増加するだけで難易度が変わらないような制限は設けない事、一気に複数の制限をつけずに一つクリアしてから少しずつ制限を増やす事、などが挙げられます。

特に制限プレイをしたがる人に多いのが、自分の実力を考えず、達成不可能な制限をかけて結局プレイを放置する事です。これでは制限プレイの意味がありませんので、まずは達成可能な目標を立てるようにしましょう。

最後に、制限プレイはその過程を詳細にメモして、記録として残しておく事をお勧めします。プレイの感想なども書き込んでおくと、なお良いと思います。後で読み返しても面白いですし、一時中断してしまったプレイを再開する際にも役に立ちます。是非とも「制限プレイにはプレイメモをつける」という制限を、実践してみてください。