図鑑データ4


宇宙魔族(サイクロプス系)

宇宙魔族は、深遠なる銀河の闇から生まれた種族である。最初に彼らが確認されたのは『星の墓場』と言われているが真偽の程は定かでは無い。奇怪な外見とは異なり、のんびりした性格の者が多い為、積極的に攻撃をしてくることは無いだろう。ただ、その桁外れの『頑強さ』と電磁気を操る能力は魔界でも非常に恐れられている。


屍族(ゾンビ系)

屍族と呼ばれているが、死んだ魔族が魔界の瘴気により甦ったモノであり、正確には種族では無い。彼らの性格や能力は個体により大きく異なり、中には生前の記憶を残している者もいるようだ。弱い個体は子供悪魔の『おもちゃ』にされたりもするが、『キング』と呼ばれ魔神クラスの力を得ている者も存在する。


邪竜族(ドラゴン系)

魔界でも最高クラスの能力を持つ魔族で、最高の知名度を誇っている。数こそ少ない種族だが、その圧倒的な力は天界や人間界にまで知られており、非常に恐れられている。ただ、あまりにも有名なためにその扱い方や召還術も確立されており、下位のドラゴンは人間や天使にも召還されてしまう事があると言う。


魔界貴族(ゼニスキー系)

魔界の中でも由緒ある家柄の一族。普段は自ら戦わずに家来に戦わせる事が多いようだがひとたび戦闘に参加すると、圧倒的な筋力から繰り出す強力な斬撃で次々と反逆者を抹殺する暴君へと変貌する。その力は正に悪魔の中の悪魔と言えるだろう。また、魔界貴族は金持ちが多いが小金にもうるさい事で知られている。


獣王族(マンティコア系)

ライオンの巨躯に猿の顔、サソリの尾にコウモリの羽を持つのが獣王族である。天敵が存在しない彼らは、魔界の捕食者として我が物顔で魔界を闊歩する。また、知力も非常に高く自尊心が強い為、他の悪魔に従属することは稀である。臆病者を嫌い、逃亡する者は地獄の果てまで追跡して八つ裂きにする事で有名である。


夜魔族(エンプーサ系)

夜魔族は女性だけの一族で、あらゆる男を夜な夜な誘惑しては堕落させることで生きる糧を得ている。ただ、官能的な外見とは裏腹に高い戦闘能力も保有しており、彼女らの行為に対しての抵抗がどれだけ効果を発揮できるかは疑問である。また、猫娘族とは何かと気が合うようで両者が争うことは滅多に無いと言われている。


猫娘族(ネコマタ系)

人間界で歳月を重ね、魔力を持つに至った『猫』が悪魔化したのが起源と言われるが真偽の程は定かでは無い。ちなみに魔界における猫娘族は、格闘術に秀でているおてんばな一族として知られている。その悪魔らしからぬ独特の風貌は魔族の間でも人気があり、『ネコミミ』は最大のチャームポイントとしてマニアも多い。


ヴァンパイア族(マデラス系)

人間界でも非常に有名な闇の眷属。彼ら吸血鬼一族は、太陽の光が苦手と古くから伝えられているようだが、それは人間が広めた誤った知識である。彼らに弱点は無いので注意が必要だ。また、非常に知力が高く野心旺盛であるこの一族は、日々魔界の支配者の座を狙って策謀を巡らせている。


竜王族(イフリート系)

竜族の中でも頂点に君臨する最強の魔族。この魔界にはあまり生息していない様だが、この一族のトップクラスになると魔神、魔王のレベルに達しておりその生態を調べる事は極めて困難だ。また、通常の武器ではその強靭な外皮を傷つける事は不可能と言われているが、そもそも戦いを挑むこと自体が無謀な行為と言えるだろう。


プリニー族

魔界に生息する他の魔族とは、根本的に異なっている単独種。性格はいいかげんでテキトー。力のある魔族の元で下働きをして生前の罪を償っているようだが、その性格ゆえにちゃんと仕事が勤まっているかは、はなはだ怪しい。ちなみに彼らは衝撃に弱い体質なので『取扱い』には十分な注意が必要だ。