図鑑データ2


盗賊

魔界での盗みは賞賛に値する高等技術として公認されている。出身、性別、経歴、年齢など一切問わず、多くの人材を登録している盗賊ギルドは魔界最大の組合組織として知られており、依頼されれば、どんなものでも盗む。長い魔界史の中には『盗賊王』と呼ばれ、今も伝説として語り継がれている者も。


アーチャー

女だけが住む氷の山村『パドル』出身者で構成。彼女たちは風の声を聞き、風力・風向きなどを正確に感知する一種の予知能力の持ち主。『セブリア』と呼ばれる女長を中心とした独自のコミューンを組織して生活。子供は村の中央部にある大木の根から誕生。先祖からの教えを守り、弓以外の武器を嫌う。


ストライダー

地系を操るという、ある意味究極の技術を持つ。力がすべての魔界では低く見られがちだが、その能力が秘める可能性を理解している者は彼らを高く評価し、厚く遇している。言葉のなまりが地底村や洞穴村出身者特有で子供のように好奇心旺盛。銃を扱わせたら彼らの右に出る者は無い。


魔界の各地に点在する聖域の守護者として、長きに渡り侵入者を退けてきた一族。先の大変動により、ほとんどの聖域が失われ、彼女たちは職業剣士として生きる事を選んだ。聖域の守護者としての使命は失ったものの、剣への志と誇りは彼女たちの胸に刻まれている。『ブシロード』という独自の信仰を持つ。


忍者

魔界の闇から生まれた暗黒の使徒たち。暗殺にも通じ、宇宙真理の探究者でもある。大いなる脅威だったが、クリチェフスコイ王の施政下に入り、暗黒面の活動を徐々に縮小していった。今では主君に対する強い忠義心から各方面の護衛として重用されている。


魔法剣士

剣士でありながら魔法を操る異能力者で、悪魔の中でもひと握りの者しかなれない。彼女たちの瞳には『ゾーン』と呼ばれる未来を見通す神秘の力が宿っているという。悪魔ながら義に厚く、忠を重んじる性格で、剣の誓いに背くことは、すなわち死を意味する。学問にも通じ、宇宙真理の探究者でもある。


地球防衛軍兵士

強大な科学力で地球を統括する地球防衛軍は、地球勇者に次ぐ、少年たちの憧れの職業である。兵士は斧や銃の扱いに長けているだけでなく、拳での格闘にも優れている。ただし人間界では科学技術が大きく進歩したことと引き換えに魔法が廃れてしまったので、杖の扱いを苦手としている兵士が多い。


天使兵

天使の中でも特に戦闘に秀でた者がなれる職業。攻撃と防御に優れ、バランスのよい力を持つ。天使兵は霊力の大きさによって位付けされ、その力は翼の数や大きさに比例している。天使の絶対的な善を信じて疑わないため、天使に逆らう者は誰であれ、排除してしまう。信念が揺らぐことはなく、融通がきかない面もある。


魔人

正確には職業ではない。なぜなら彼らは生まれながら強じんな肉体、恐るべき怪力、残忍な心を備えているからだ。魔界でも百年に一度生まれるか生まれないかの貴重な人材ゆえに特別に議会に登録されている。強き者と闘うことを至上の喜びとし、弱き者は生きる価値もないと考えている。