皆さんこんにちは。くるるです。今回は幻想世界シリーズドラゴン編の番外編として、ディスガイア(1のみ)に出てくるドラゴンについて、その元ネタについて解説しようと思います。
ディスガイアのドラゴン種
ディスガイアには邪竜族(ドラゴン系)、竜神族(サメドラゴン系)、竜王族(イフリート系)の3種類のドラゴンが存在します。それに各6段階のランクがあるので、合計18種類のドラゴンが登場する事になります。中にはドラゴンと関係の無いものも含まれていますので、それらも含めて解説していきます。
邪竜族
邪竜族は一般的なドラゴン系であるため、有名ドラゴンで取り上げた名前が多く存在します。
- ランク1 ドラゴン
- 一般的な呼び名そのままです。
- ランク2 ファフニール
- ※有名ドラゴン編ファーブニル参照
- ランク3 ニーズヘッグ
- 北欧神話に登場する蛇で、ニドヘグ、ニーズホッグなどの名でも呼ばれる。その名は「怒りに燃えてうずくまる者」という意味であり、終末の日に死者を乗せて飛翔する黒龍と言われている。ニヴルヘイムのフェヴェルゲルミルの泉に棲む。
- ランク4 アジダカーハ
- ※有名ドラゴン編アジ・ダハーカ参照。ちなみにダカーハは誤りで本来はダハーカだがゲームではなぜかダカーハが圧倒的に多い。
- ランク5 ティアマット
- ※有名ドラゴン編ティアマトー参照
- ランク6 バハムート
- ※有名ドラゴン編バハムート参照
竜神系
サメの姿をしたドラゴン。水棲竜や蛇をモチーフにしたドラゴンが多い。
- ランク1 サーペント
- 英語で毒を持つ大蛇の事だが、中世〜近代ヨーロッパではドラゴンとしばし混同される。ゲーム業界では水棲の魔物として扱われる事が多い。
- ランク2 ミズチ
- 中国では一般的なドラゴンで淡水に住む生き物の王。500年を冷たい水の中で過ごすと龍となって天に昇ると言われている。ちなみにミヅチが正式名で水蛇という意味もある。日本ではなぜか河童と混同された。
- ランク3 シードラゴン
- 海(シー)に住むドラゴンという意味だが、トゲウオ目ヨウジウオ科ヨウジウオ亜科のうち、リーフィーシードラゴン、ウィーディーシードラゴン、リボネッドシードラゴンの3種を総称してこう呼ぶ。これらはタツノオトシゴに似た実在の生物。
- ランク4 ラハブ
- ※有名ドラゴン編ラハブ参照
- ランク5 レヴィアタン
- ※有名ドラゴン編レヴィアタン参照
- ランク6 ミドガルズ
- ミドガルズは北欧神話における大地の中心の事だが、このミドガルズは恐らく北欧神話の蛇ヨルムンガンド(別名ミドガルズオルム)がモチーフ。ロキの子でヘルやフェンリルとは兄弟に当たる。生後すぐにオーディンによって海に捨てられたがミドガルズをぐるりと囲んで自分の尾をくわえるほど巨大に成長した。
竜王系
他世界の神が多い。別次元の魔王系、と言った方が適切なのかもしれない。
- ランク1 イフリート
- アラブ世界で第2位の魔人(精霊)。アラジンに出てくるランプの精もイフリートである。これらの魔人を総称してジン(ジーニー)と呼ぶ。
- ランク2 シャイターン
- アラブ世界でイフリートより一つ格下(第3位)の魔人。なぜかディスガイアではイフリートの上に位置する。
- ランク3 マリード
- アラブ世界で第1位の魔人。
- ランク4 フラムベルグ
- 恐らく、刀身が炎のように揺らいでいる事からその名が付けられたフランベルジュ(フラムベルク)という剣がモチーフ。
- ランク5 スルスト
- 恐らく、北欧神話に出てくる炎の巨人スルトがモチーフ。なぜ雷属性なのかは不明。
- ランク6 ヒノカグツチ
- 日本古来の神で、イザナギ神とイザナミ神の間に生まれた炎の神。火之迦具土神と書き、多くの異名がある。