コアゲーマーから見た次世代機-3

DSの強さの秘密

DSの強みは、タッチペンだと思います。私はDSを買う前はタッチペンやデュアルスクリーンは、無駄にその機能を使うゲームの乱立を招くのではないかと懸念していたのですが、実際にプレイしてみるとそれは杞憂でした。

たしかに中には無駄にタッチペンを採用したために操作性が悪くなったりしているゲームもあります。でもそれ以上に効果的に使っているゲームが多く、それが面白いのです。それらのゲームは2つのタイプに分類されます。タッチペン必須のものと、タッチペン不要のものです。

タッチペン必須のタイプは一見不便に見えますが、実際には「タッチ」そのものを楽しむ事ができるものがほとんどです。つまり「タッチ」という新しいジャンルを作り出す事に成功しているのです。またタッチペンを使わないで従来の操作方法を採用した場合、明らかに操作性が損なわれる事がわかる物も多く、新しい遊び方の提案よりも一歩進んだ、新しい遊びの提案、と言っても差し支えない物になっています。

またタッチペン不要のものは従来のスタイルとタッチペンを使ったスタイルを両方搭載したものが多く、その時の気分で使い分けできるのが非常に快適です。特に寝ながらダラダラプレイとかする時は、タッチペン使えると「楽だな〜」って実感できます(笑)。今では逆にタッチペンに対応していないRPGがあると「対応しろよ〜」とすら思ってしまいます。慣れって怖い(笑)

もう一つの強みは「快適さ」ではないでしょうか。CDが全盛の時代にあえてROMで行くと任天堂が発表した時にはバカかと思いましたが、携帯機にUMD採用した会社よりは本質を見ていたんだなと今になって気づきました。

レスポンスの速さや読み込み速度の速さはゲームをする上でとても重要なものです。特に時間が限られている時は、ハードを用意する時間も勿体無いぐらいなのに、起動するまで時間がかかる、プレイ中も時間がかかる、セーブするのも時間がかかるでは、まともなプレイ時間さえ確保できません。そんなプレステ系のゲームにイライラがつのっていた頃にDSを初めて触って「セーブ早!」ってちょっと感動しました。だってボタン押したら1秒程度で「セーブ完了」って出るんですよ!?プレステのゲームなんてヘタすると1分以上かかるゲームもあるのに。

最後の強みはゲーム以外のソフトが充実している事。これはね、重要なんです。なぜなら子供の立場からすると、親を説得しやすい、親に買わせやすい、という非常にありがたい特徴だからです。一つのソフトで対戦ができる、というのも親を説得しやすい部分で、他のハードと比べて「お得感」を強調する事ができます。お料理ナビや顔トレなど、一家の財布を握っている母親を動かせるコマも豊富な点もマル。子供のゲーム機は親が買うもの。その親に対するアピール度は、他のハードに比べて群を抜いています。

こうしてみるとDSって売れて当然のハードだと思います。1人で2台持ってても無駄と感じないのはDSだけですもん。今までは基本的に同じゲーム機は一家に1台でした。でもDSは1人1台なんです。この差は非常に大きいです。


まとめ

なんかほとんどDSとPS3の話になっちゃった気がするので、最後に他のハードの話も。

PSPは初代ゲームボーイを髣髴させるんですよ。つまり場所を選ばずプレイできるのは便利だけど、わざわざ携帯機でプレイする必要が無い(据え置き型で十分)というイメージです。なぜなら能力的に据え置き型を超えている部分が無いからです。あくまでも私の目から見て、ですが。

Wiiは興味はありますが、結局ファミリートレーナーのハード版ちゃうの?って感じですか。ゲームしながら運動できると言うのはインドア派が多いゲームの世界では魅力的ですが、それを牽引するようなタイトルが少ないのがやはり厳しいです。ウチの近所の店でWii本体が凄いコーナー作ってたので何気にソフト探したら、隅っこの方で小さい棚のしかも半分だけ使って、置いてあるソフト3本だけって・・・扱いが寂しすぎる。聞くところによると、結構な人がWiiスポーツだけで終わり、みたいな感じらしいし。

結局のところ、ゲームを純粋に楽しみたいと思ったらDSで安定なのが現状なんじゃないかな。DSをスーファミに例えるならPSPはメガドライブ、WiiはPC-FX、PS3はスーパー32Xか3DO辺りで、だけゲー狙い以外では買えないような、そんな状況?何か違うような気がしないでもないけど(笑)。ちなみにDSは名作リメイクよりマイナーなオリジナルの方が面白いよ。

最後に、ここに載せてある話はあくまでも私個人的な考えであって、それ以上でもそれ以下でもない事を付け加えておきます。


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