レビュー 幻霧ノ塔ト剣ノ掟(DS)

皆さんこんにちは。くるるです。今回は巷で人気の?DS用ソフト、幻霧ノ塔ト剣ノ掟(以下、幻霧)をレビューしたいと思います。


幻霧ノ塔ト剣ノ掟とは?

幻霧は典型的な3DダンジョンRPGです。このゲームの最大のウリは「古臭さ」です。以前グラフィックの向上がゲームの面白さとは関係ないという記事を書きましたが、このゲームはまさにそれを体現したゲームと言えます。

何と言っても素晴らしいのが、往年のゲーマー向けに作られた仕掛けの数々。ファミコン時代を経験したゲーマーなら誰もが知っている名作中の名作ウィザードリィのシステムを踏襲し、そこにテーブルトークのエッセンスを加え、しかもリアル世代感涙のオリジナルモードの搭載。

ちなみにオリジナルモードとは見た目、音楽、メニュー画面に至るまで全てがファミコン風なチープな演出に変わるという素晴らしいものです。別にファミコン版があるわけでもないのに、どこからか移植されたわけでもないのに、それでも「オリジナルモード」と呼ぶ辺りが素晴らしい(笑)


早速プレイしてみる

タイトル画面からすでに古臭さが漂ってきます。ゲームをスタートさせると曲がまた古臭い!(笑)。そしてオープニングメッセージが出ます。

この作品は、カヤナーヤ王国に古くより伝わる物語−−
『闇の剣の年代記』をゲーム化したものである。
制作にあたってはドレイクの戯曲、
『クロッカスが降りし夜に』を主なよりどころとした。
これは資料としての正確さよりも、一般的な認知度を重要視したためである。

架空世界の物語をゲーム化ってあーた…(笑)設定がおいしすぎます。こういった雰囲気のあるメッセージは随所に使われていて、テーブルトークを彷彿させます。好きです、こういうの(笑)

続いてギルドマスターが登場。どうにも肝心な冒険者が一人もいないらしい。するとギルドマスターは何の躊躇もなく「プレイヤーに」話しかけてきた!

そこのキミ!キミだよキミ。
そこでAボタンを押しているキミのことだよ。

Aボタンってあーた(爆笑)。ありえねぇ!と笑いをこらえながらマスターの指示通りに冒険者を連れてくると、訓練場へ行けという。

訓練場の入り口では教官がいた。「よぉし!合格!」が口癖のようだが、いったい何が合格なのかとイチイチつっこむメッセージ。そしてその後に「何か質問は?」の選択肢で「何が合格なのか」を選べる辺りがもうね、そこだけでこのゲーム最高だ!と叫んじゃいましたよ(笑)。是非とも実際にプレイしてその回答をご覧いただきたい。


初迷宮

教官の話が終わるといよいよダンジョンである。ここでようやくオプション変更が可能となり、念願のオリジナルモードに変更できた。

オリジナルモードになって一番衝撃的だったのが、音楽までチープになった事だ。素晴らしすぎる!ダンジョンはワイヤーフレーム、敵やイベントグラフィックも、まさしくファミコン!そのうえメニュー画面までシンプルに変化して、何だ!良すぎるぞこのゲーム!(笑)。

このゲームはDSだからこそ発売できたゲームといえよう。こんなものをPS3で出すなど(予算的にも世間の評価的にも)無理な話だ。DS万歳である。

難易度も今のゲームが失ったストイックさを残しているので、ライトゲーマーにはお勧めできないが、しかし逆にライトゲーマーにやらせたい衝動に駆られるのもまた、このゲームの魅力といえよう。興味を持った方は是非ともプレイして欲しい。

幻霧ノ塔ト剣ノ掟、をAmazonで購入

なお、公式サイトではオリジナルモードの雰囲気を存分に味わえるので(笑)一度行ってみて欲しい。

関連リンク:幻霧ノ塔ト剣ノ掟 公式サイト


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