トムとジェリーとドリフターズ

皆さんこんにちは。くるるです。今回はギャグの面白さについて、国民的人気を誇る2大作品「トムとジェリー」と「ドリフターズの8時だよ!全員集合」を題材に考えていきたいと思います。


作品について

この2作品は知らない人は少ないかと思いますが、若い人達の中には実際に見たことがないという人もいると思います。そこで簡単にこの2作品を解説したいと思います。

トムとジェリーは海外のアニメで、個人的にキング・オブ・アニメーションと呼ぶにふさわしい作品だと思います。主人公である猫のトム、ネズミのジェリーが織り成すドタバタ劇がメインですが、この2匹には台詞がほとんど無いのも大きな特徴です。

ドリフターズの8時だよ!全員集合(以下全員集合)は公開舞台として生放送されたシリーズで、国民の半数以上が見た!と言われる怪物番組です。ドリフターズの5人によるコント番組ですが、とにかく舞台装置が大きいのが特徴で、今見るとゲストの豪華さにも目を見張ります。

この2作品は、ほとんどのレンタルショップでレンタル可能です。見た事のない人は一度見てみる事をお勧めします。注意するのは、トムとジェリーの場合、テレビ放映分、劇場版、トムとジェリーキッズ、トムとジェリーテイルズの4種類のうち、テレビ放映分を選ぶこと(始めて見るならアカデミーコレクションがオススメ)、ドリフターズは、8時だよ全員集合、ドリフの大爆笑の2種類のうち、8時だよ全員集合を選ぶことです。他のシリーズは面白さの点で明らかに劣ります。

以下は見たことがあると仮定した上で話を進めていきます。


2作品の共通点

この2作品は全く違うものであるにもかかわらず、意外と共通点が多いです。そしてそれは、万人に受け入れられる面白さに直結しているように思えます。

実際に例を挙げると、音と動きの連動、オーバーリアクション、期待を裏切らない結果、失敗の多さ、そしてわかりやすさなどです。人気の絶大さや、老若男女を問わない面白さも大きな共通点といえるでしょう。


音と動きの連動

これは人やキャラ、物体の動きに合わせて、音楽や効果音が効果的に使われているという事です。効果音についてはアニメであるトムとジェリーはもちろんの事、舞台コントである全員集合もアニメ的に効果音を入れて動きを誇張しています。これらが動きを分かりやすくするため、視聴者の理解力を高めるのです。

またトムとジェリーではBGMと全体の動きが連動し、音を聞いているだけでも内容がイメージできるほどです。BGMと効果音、キャラの動きが違和感なく組み合わさって、完成度の高い作品に仕上がっています。

同じように全員集合でもBGMと連動したコントがあります。どこからともなく流れてきたBGMにメンバーが気づき、音に合わせて大げさに演奏のマネをしたり、BGMに合わせて動いている時に突然音楽が止まってずっこけたりなど、バリエーションも豊富です。

こういった音と動きの連動は内容を非常にわかりやすくします。そのため多くの人に受け入れられるのだと思います。


オーバーリアクション

トムとジェリーはとにかくリアクションというか表現がオーバーです。驚いた時に目玉が飛び出たりは当たり前で、レンガをぶつけられると体が花瓶のように粉々になったり、重りにつぶされるとペラペラになったり、その有り得ないながらも納得してしまう結果が面白さの秘訣と言っても良いでしょう。

全員集合でもとにかく反応がオーバー。また舞台装置の仕掛けもオーバーなものが多く、楽しませてくれます。特に加藤と志村のリアクションは無駄に大げさで良いです(笑)これらもわかりやすさに直結しています。


期待を裏切らない結果

これもまたわかりやすさにつながるのですが、両作品ともこうなるだろうなぁ〜と思って見てると必ずそうなります。そして期待通りの結果に対して、期待以上のリアクションがあったりします。そのため、結果を予想した段階ですでに笑えてくるので、思い通りの結果に爆笑する事になります。


失敗の多さ

トムとジェリーでは、例えばボールを投げようとして勢いを付けすぎて自分が回転したり、ゴルフのショットで自分が飛んでいったりと、失敗系のネタが結構多いです。全員集合でもマネキンの腕を使ったコントで両方左腕だったり、舞台変化で一部分だけ変わらなかったりと、失敗系のネタが多いです。

この失敗系のネタと言うのは、やはり分かりやすい笑いにつながります。


まとめ

こうしてみると、何と言っても「わかりやすさ」が万人に受ける要因になっているように思えます。そう考えて現在の芸人のネタを見てみると、結構わかりづらいのが多いです。そういうネタは基本的に面白くないです。

やっぱりギャグはわかりやすいのが一番なんですな〜。ってえらい簡単にまとめたな、自分(笑)


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